嫁菜ご飯を食べる

 晩ご飯は嫁菜ご飯だった。ベランダの植木鉢に育っている関西嫁菜の芽を摘んで嫁菜ご飯を作ったのである。いつもの年より早く摘んだので、若い小さな芽は刻むと小さくなって、嫁菜ご飯は細かい葉が散った浅緑色になった。
 関西嫁菜は家のベランダにきてから何年にもなり、毎年若芽と美しい花を提供してくれる。
 この嫁菜は、私の若いころ善福寺公園の北の端で摘んだ嫁菜の味が忘れられず、長いこと探し求めた末、ついに中野の野方の嫁菜美術館から分けてもらってきた、大切な嫁菜である。
 庭には関東嫁菜の鉢があって、ここでも嫁菜が元気に育っている。関西嫁菜が家にきて嫁菜の姿形がわかってきたころ、善福寺公園の管理所長さんと話が合って、嫁菜らしき植物を探したことがあった。そして善福寺公園でも、雑草になって残っていた関東嫁菜という嫁菜を、ついに見付けることが出来たのである。
 しばらくしたら、関東嫁菜を摘んで嫁菜ご飯を食べることにしよう。大いなる楽しみである。

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